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ドイツ留学記 

n氏から借りている(もらった?)ドイツ留学記上下巻を読み終える。


僕がこの本について面白いと思った点は二つあって、
その一つは筆者がドイツの生活を適切に描写してるという所。

筆者の留学期間は今から50年ほど前であるので現在のドイツ人の生活と全く同じとは言い難いが、ドイツ人の考え方を知るのにはもちろん適しているし、ああたしかにそういう所あるといった風に現在のドイツとの共通点も複数ある。
森がたくさんあるとか。これは冗談だけど。

細かい内容を見ていくと、上巻の2章はドイツの教育制度について語っていて、時に日本のそれと比較する場面があるんだけど、その中の大学と会社の関係をドイツと日本で比較してるのがとりわけ興味深かった。

話せば長くなるので結論だけ書くと、ドイツでは教授の推薦でどこの企業でも入れるらしい。
(まあその推薦を取るのが大変なのかもしれないけど、ここで言いたいのは違う部分なのでそこは割愛。)
つまり、入社試験なんてない。

それに比べて日本はどうか。
大学(or大学院)を卒業できる力を有するものに再び入社試験というものをやらせてもう一度篩に掛ける。
入社試験が悪いと言うつもりはありませぬ。

ただ、この場合だと大学側でOKを出しているのに会社側がNGを出すということが起こりえて、つまりそれは大学の権威が会社のそれより弱いことを意味するのではないかと。

まあ会社には新入社員の人数制限もあるだろうし、やはり自分の会社に合う人を採用したいだろうし、国ごとの違いもあるしということで、百歩譲って自由選考の場合はそれはOKとしても学校推薦の場合はどうか。
学校推薦で企業に受けにいっても落ちる場合がある。
しかも最近学校推薦の合格率は低下している。

大学は最高学府であるはずなのに、企業に権威がないというこの点がドイツと比較してすごく奇異に感じた。
これを突き詰めていくと、大学の成績が社会に出てからあまり関係がない、つまり大学で教えていることと社会に出てから必要なこととの齟齬という点にぶち当たるんじゃないでしょうか。(それが全ての原因とは言わないけど。)
よく言われている、日本の教育は詰め込み教育で~~~といったような月並みな結論に落ち着きそうな気がする。
ドイツは大学で学んだことをそのまま会社で活かしていけるんだろう、この本にはそこまで書いてないけど。

念のため言っておくと、ドイツがいい、日本がダメなんて言ってるわけではありませぬ。
今まで卒業後に入社試験があることに疑問を全く抱かなかった僕が、ドイツのそれと比べて初めて疑問を抱き不思議だなあと感じたことを思ったまま書いてみた次第です。放言です。

話をやや戻して、この傾向というのはこの日本の現状をみるに、これからもっとこれが加速しそうな予感はする。
インターネットの発達によって皆が均等に勉強できる機会が増えてくると思うから。
例えばこれからは東大や京大等の教授の授業やらがネットで公開されて、その大学に所属している学生でなくとも(もしくは学生ですらなくとも)素晴らしい授業を受けることができるなんてことも起こり得るんじゃなかろうか。

これは大学のケースじゃないけど、僕が浪人生のときに通っていた予備校はサテライト受講なるものを強くすすめてたように思う、少なくとも当時の他の予備校よりは。
距離的な制約等のために有名な先生の授業を受けることができない。サテライト受講はそんな地方の学生のために最適だった。かくゆう僕もその一人だった。
その延長線上のことというか、その近代版というようなことがこれから起こりつつあるのかもしれない。

そしてそのような未来においては、大学の権威の失墜というよりは、それは企業と別個のものとして存在するような気がする。

まあちょっとなんか話が逸れてきて、しかも書いてる僕もまだあんまり考えがまとまってない領域に行きそうだからこれくらいで。
やはりこういう他国の制度を知る機会があると、今まで当たり前だと思っていた現実が覆されて新しい発見があるなと。

後、筆者が書かれているドイツの特徴に一つ加えたいのは、ドイツ人は挨拶を好むということ。
寮のエレベータでたまたま出会っただけの人にも挨拶。山登りですれ違った人にも挨拶。レジでも挨拶。
未だにドイツ語全く分からない僕でさえもHalloとTschusだけは多用してる。そんな具合。


そしてこの本について面白いと思った二つ目の点は、アマゾンのカスタマーレビューが一つもないという所。(07年8月31日現在)
悪く書かれてもいなければ良くも書かれてもいない。
マイナーということなのか。n氏からもらったという事実にもそれは一致する。

僕は興味深い本だと感じた。
今ドイツにいるってことが少なからず影響しているかもしれないけれど。
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カテゴリ:その他

2007.09.01 Sat. 06:37 -edit- Trackback 0 / Comment 2

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この記事に対するコメント

大学で学んだことをそのまま社会で活かしたいなんて思うくらいなら、大学なんて行かずに四年間社会で学ぶのが一番やと思います。

URL | im #-

2007.09.11 20:13 * 編集 *

>imaちゃん
日本やと俺もほんまそう思う。

ただドイツやと理系は、ディプロマ(修士相当の資格)もしくはドクター持ってるのと持ってないのでは入社後のコースが全然違うみたい。

日本はドイツほど学部卒か院卒かどうかってのが関係してないんちゃうかなあと。
日本は働いてから大抵違うことをやったりするからそれまでの差がそのまま適用されるわけじゃなく。

逆にドイツは今までプログラムの専門やった人がそのまま会社でもずっとプログラムを作り続けたりして、今までの延長線上のことをするから、ドクター持ってるのがすごいてな風になると思う。

ただこの辺は半分予想で言ってるから間違ってるかもしれん。間違ってたらごめん。
今度聞いときますわ。

URL | 凹 #ycqBqGOY

2007.09.11 20:48 * 編集 *

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